引越しをしたときに
着物類を買い取ってもらう目的で
ネットで探した専門業者に連絡して
「出張買取」というものを予約してみた。
業者が自宅に来て、その場でブツをみて
査定してもらうシステムだ。着物や帯というのは
どんなに高いものでも、鑑定書がないと
二束三文でしか引き取ってもらえない。
たとえばブランドの時計でも、箱がないと
その値段がぐっと下がってしまうのと同じだ。
まあ、着物にも鑑定書のようなものがあるというのを
私もその時はじめて知ったのだがな。
で、はじめての「出張買取」。
1時間以上かけて査定してもらった結果、
半分は買い取ってもらえたが、あとの半分は
引き取れないということであった。中には
100万単位のお着物もあったのだが、
結局、着物と帯、合わせて16点の査定額は
2800円であった。😭
業者によると、こうしたものはたとえば
練習着として販売したり、または、
時代劇の撮影所がまとめて買い取ったりする
ということであった。日本国内にはそれほど
需要がないため、販売ルートは多くない。
それも二束三文になる大きな理由だ。
色がたくさん使ってある派手めの着物や帯は
海外に流れていくそうだ。そういえば、海外版の
VogueとかHarpars Bazzarとか見ると、有名人の
お宅の大きなガラステーブルの上に、
派手な帯がだらーんとディスプレイされているのを
見たことがある気がする。
日本人のわびさびの感覚は海外の人々には
意味がないので、単純に綺麗な色が使ってあるか、
インテリアとして映えるかどうかで
人気の度合いが決まるのだそうだ。
「出張買取」の目的であった着物や帯類は
その程度の査定額で、まあ、ネット検索をすでに
いろいろしていたせいで、相場がわかっていたので
とくに驚きはしなかった。だが、「出張」に来た
その業者はブランド品も買い取るという。
いい機会だからと、文字通り、「タンスの肥やし」
と化していたブランドバッグを
査定対象になるかどうか、みてもらった。
その皮バッグは20年以上前に欧州で購入したもので
正規品としてそのブランドの店で購入したものだったが、
皮がくたびれて、内側も劣化してべとべとしているので
何も入れることができず、使えないものでありながら
さりとて腐ってもブランド品、燃えるゴミに出すのは
しのびなくて、ずっと持っていたものだった。
そして、査定結果はというと・・・
・・・この続きはまた明日ということで。
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