今現在住んでいるところは
どちらかというと下町要素が強い。
どちらかというと下町要素が強い。
戸建てがひしめき合って建ち並んでいるので
外での立ち話や車の音、隣の家々の音は
家の中にいるとかなりクリアに
聞こえてきてしまう。なので最初のうちは
びっくりしたが(自分ちの電話だと思ったら、
隣の家の固定電話の音で、思わず苦笑)
今は、まあ、あまり気にしないようにしている。
以前住んでいたところは、住宅街ではあったが
まったく四輪車両が入って来ない場所だったので
車の騒音に悩まされる事はなかった。
ただ、隣に住んでいたクソガキどもの騒音と
その大馬鹿保護者が夜更かしをしていたせいで
毎晩午前2時くらいまでは安眠できなかったので
それに比べれば、まあマシではある。
でも越してきて一番驚いたのは
人々のマナーの良さかもしれない。
以前住んでいたところには大きなスーパーが
いくつもあって、毎日、買い物に行っていたが、
たとえば売り場でカートが他人にぶつかっても
わりと平気な顔で素通りする人が多かった。
瞬間的に「あ、すいません!」と口にする人は
そう多くはなかった。それどころか
「仕方ないじゃん、売り場狭いし、混んでるのに
ゆっくり立ち止まって買い物してるほうが
悪いじゃん」的な空気が漂っていた。
でも今は、たとえば売り場の通路が狭くて
通れないなーと思うと、すっと相手が
譲ってくれたりする。逆にこちらが譲ったり
すると「あ、すみませんねー」と
頭を下げてくれたりする。
これって普通のマナーだけれど、
私が以前住んでいたところでは
こういうことがあまり守られていなかった。
こちらに引っ越してきて生活してみて
自分が実は、どれだけ荒んだ環境に
身を置いていたかがよくわかった次第。
大きなスーパーがいっこもなくて
買い物には不自由してるし、オサレな
お店も全然ないし、夕方6時すぎると近所の
商店街には歩く人の影がまるっきり無くなり
「ここほんとに東京のど真ん中か?ほとんど
鄙びた地方村レベルなんですけどっ?!」と
そのひとけのなさに日々、恐れおののいて
いるのだが、でもそういうのんびりというか、
ある意味、都会っぽくない環境であるがゆえ、
人々はギスギスせずに
生活できているのかもしれぬ。
よくよく考えたら、ほとんど土地勘のない場所に
引っ越すのは今回がはじめてで(海外は除く)
生まれ育った場所に近い、馴染みのある
圏内のみで、いつも引っ越ししていたので、
こういう経験はしたことがなかった。
世の中は自分が思っているよりも
ずっとずっと広いのかもしれぬということに
改めて思い至る、今日この頃の私なのであった。
0 件のコメント:
コメントを投稿